台湾旅行記 3日目

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台湾旅行3日目です。
今日は徒歩、MRT、タクシーを使って市内をグルグル廻ります。

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出発

今日も暑くなりそうなのでガッツリ朝食を摂ります。


まずはHotelから徒歩で台北城の北門を目指します。

北門(正式名称:承恩門)

台北城の城門は全部で5つありました。
城門に沿って城壁もありましたが、日本統治時代に台湾総督府(日本)によって西門と城壁が全て撤去されてしまいました。
終戦後、残った4つの門も、この北門を除く3つの門が1966年に市政府によって中国北方の宮殿式に建て替えられています。
修復はされていますが昔のままの姿で残っているのはこの北門だけとなってしまいました。

台北郵局

北門の向かいには日本統治時代の1930年に建てられた郵便局が残っています。
4階部分は終戦後、増築されたものだそうです。
歴史を感じる大きな建物で、台北郵局の文字が無ければ郵便局とは思えない厳かな建物です。


北門と台北郵局を後にして徒歩でMRT西門駅まで歩き、そこからMRTで龍山寺まで行きます。

龍山寺

台湾で最も古いお寺だそうです。
本尊は観世音菩薩ですが現在では100以上の神様が祀られていて地元でもパワースポットとして有名で観光客や地元の人達でいつも賑わっているようです。

龍山寺を後にして徒歩で西門へ向かう途中、剥皮寮歴史街区、西門紅楼へ立ち寄ります。

剥皮寮歴史街区

剥皮寮歴史街区は清朝時代の建物を修復して残してある地区です。
日本統治時代の建物とは少し趣の違う街並みです。


中国の時代劇に出てきそうな街並みで、トシが訪れた時に映画かドラマかは分かりませんが撮影をしていました。

剥皮寮歴史街区を後にして西門紅楼へ向かいます。

西門紅楼

日本統治時代に日本人が設計した建築物で、八角形の平面形状に十字架を意識した十字を繋げた建物で公衆衛生を管理する建物として造られたそうですが、直ぐに市場に転用されました。
訪れた時には八角堂部分の補修工事をやっていて八角堂に入ることは出来ませんでした。
この西門町付近は日本統治時代には日本人が多くいた日本人街だったそうで、私の父もよく来ていたそうです。
西門紅楼を後にして西門を探します。

西門(正式名称:宝成門)

西門は台北城城門の中で最も華麗な門だったそうです。
残念なことに日本統治時代に日本政府によって取り壊されてしまいました。
西門があった場所には宝成門遺址の石碑があると言うことだったのですが、石碑は見つからずモニュメントが設置されていました。
西門から小南門へ徒歩で向かいます。

小南門(正式名称:重熙門)

小南門は北門と比べると小ぶりな門です。
そして、中国北方の宮殿式に建て替えられた門の一つで北門とは趣が大分違います。
地味だけど重厚な北門と違い、中国のお寺のようなきらびやかな装飾が施されています。

南門(正式名称:麗正門)

南門は台北城上門の中で最も大きな門です。
先ほどの小南門と比べると倍くらいの大きさに感じます。
小南門と大きさが違うだけのような気がする。

東門(正式名称:景福門)

小南門、南門、東門、中国北方の宮殿式に建て替えられた三つの門は大きさこそ違う物の同じ印象、雰囲気をもつ門でした。
ただ、東門はローケーションの違いからか、存在感が大きく感じられました。

台北城の城門5つを全て巡りましたが、地図に落とすと当時の台北城のう広大さが見えて来ます。

赤い○が城門の場所で、おそらく赤い線が城壁のあった場所だと思われます。
城壁で囲まれた四角の中が台北城城内だと思われます。
かなり広いエリアですよね。

盲人マッサージ

5つの城門と龍山寺、西門町とかなりの距離を歩いて脚がパンパンです。
南門市場の足裏マッサージへ行ってきます。
本当はトシは足裏マッサージが大の苦手なんです。
痛いのが苦手で中国でも足裏マッサージには行きません。
でも、この日は未だ午前中だと言うのに脚がパンパンで足の裏も痛くて歩くのが厳しい。
足裏マッサージで痛いのを我慢すれば午後の観光が楽になるかな?
なんて甘い考えで南門市場にある盲人マッサージにチャレンジ。
足裏20分で300元と値段はリーズナブルでしたが、盲人の方のマッサージ故に苦痛にゆがむ顔が見えないので容赦なくグリグリ来ます。
後半は「好痛、好痛」って叫んでました。(涙)
しかも、脚は楽になるどころか更に痛くなって、もう歩けないって言うくらいです。
二度と足裏マッサージには行かないと、心の中で誓いました。

杭州小篭湯包

脚がボロボロなので昼食は(歩いて15分くらいの場所なのですが)「杭州小篭湯包」へタクシーで向かいました。


12時前でしたが既に店の前には順番待ちの人達が並んでいました。

先にオーダー表に書き込み待つこと5分程で順番が来ました。
ネットで評判のお店なので、どんな味なのか楽しみです。


席に着いてから10分程で小籠包と棒餃子が来ました。
棒餃子はラー油だけで頂きます。
餡にしっかりと味を付けてあるのでラー油だけで美味しく頂けます。
日本の餃子のようにニンニクを使ってないので食べてもニンニク臭くなりません。
棒形の羽根付き餃子、凄く美味しく頂きました。

小籠包です。
こちらも餡にしっかりと味が付いているので何も付けないで頂きます。
薄い皮ですが粘りが有って、箸でつまんでも破れません。
中の湯が肉と野菜のエキスで美味しく、餡も豚肉の甘みが広がる美味しさです。

次は蟹入り小籠包です。
これも美味しい。
蟹の味噌が入っていると思われますが、蟹の風味が強い小籠包です。
これはこれで美味しいのですが、トシの好みとしては蟹入りよりノーマルな小籠包の方が美味しかったです。

最後に醉蝦です。
中国の醉蝦は酒に漬けた蝦を加熱するのですが、ここのは先に加熱してから紹興酒に漬けてあるようでかなり、アルコールが残ってます。
下戸のトシにはちょっと無理な料理でした。

杭州小篭湯包は値段もリーズナブルでネットの評判通り美味しいお店でした。
蛇足ですが、私の中では、ここ杭州小篭湯包は3番目に美味しい小籠包です。
一番は中国無錫の王興記、二番は中国上海の上海豫園 小龍包館の小籠包です。
どちらも湯の量が多く、レンゲの上で皮を破るとレンゲから溢れ落ちる程の湯です。
甲乙付けがたいのですが、王興記の方が甘みが強く、メチャクチャ美味しい小籠包です。
この2つの次に美味しかったのがこちら杭州小篭湯包の小籠包です。

国立中正記念堂

お腹も膨れ、脚の調子が少しだけ復活したので腹ごなしに杭州小篭湯包の目の前にある中正記念堂を少し散策します。


記念堂の回りの公園には台湾リスがたくさんいました。
人慣れしているみたいで、人がかなり近寄っても逃げません。
誰かが餌付けしているのかも知れませんね。

中正記念堂は蒋介石の死後に哀悼の意を表す為に建設された記念堂です。
25万平米という広大な敷地の東端に蒋介石がいつか帰りたいと願っていた中国大陸のある西の方に向けて造られたと言われています。

記念堂の中には巨大な蒋介石の像が西の方を向いて座っています。


像の両脇に兵隊が置物かと思うくらい微動だにせず、立っています。
1時間ごとに交代の儀式が行われているそうです。
1時間、微動だにせず立ち続けているんですね。

中正記念堂を後にして、タクシーで台湾大学、龍安国民小学校、台湾師範大学付属高級中学校を廻りましたが、これは前回の記事「トシのルーツ探し」で紹介したので省略します。

料理ブログの主旨からは外れますが、湾生の父を持つトシが自分のルーツを探りに行ってきた台湾旅行記の番外編です。

台湾師範大学付属高級中学校から徒歩でMRT文湖線大安駅へ向かいます。

猫空

大安駅からMRT文湖線で終点の動物園駅まで行き、そこからロープウェイで猫空へ行きます。


動物園駅からロープウェイの駅まで歩く途中、派手派手な車を発見。
個人の車なんでしょうか?
こんな派手な車は初めて見ました。

猫空は猫がたくさん居る場所では有りません。
川の底が長い年月による浸食で猫の爪痕のような穴が空いたことから猫空と呼ばれているそうです。
ここはお茶の山地でティールームや茶藝館が有りますが、トシの感想では猫空より猫空へのアクセスであるロープウェイが観光スポットだと思われます。

ロープウェイからの眺めが絶景なことと、3台か4台に1台はロープウェイの床がガラス張りなんです。
高所恐怖症のトシにはハードルが高いロープウェイですが、せっかくなのでガラス張りのロープウェイに乗ってみました。

思った以上に絶景です。

(特に下方向が。。。。。。。)

気温は35度近く有ると思われますが、自然空調しか有りません。


冷や汗をかきながら、猫空に到着です。

猫空のティールームへ入り、体全体(脚も心臓も)が生き返るような冷たいお茶(東方美人茶)を頂きました。


帰りは床がガラス張りじゃ無くても高いところは遠慮したかったので乗り合いタクシーで動物園駅まで降りていきます。(一人75元)


MRT文湖線で大安駅まで戻り淡水真義線に乗り換えて101へ向かいます。

台北101

台北101は地上101階建ての超高層ビルで施工は日本のゼネコンを中心としたJVにより建設され2004年に竣工しました。
2007年ブルジュ・ハリーファに抜かれるまで世界一高い建築物でした。


展望台に上る予定でしたが、今日はもう高いところはパスしたかったのでショッピングビルの1階と地下だけ見て廻り、101を後にしてタクシーで五分埔商圏へ向かいます。

五分埔商圏

五分埔は衣服や靴、鞄等の問屋街です。
向かうタクシーの中で運転手から「五分埔では値引き交渉はしても無駄だよ」と教えられました。
問屋なので、同じ物を何十着、何百着買う時は値引き交渉に応じるけど、1着、2着の買い物客には売りはするけど、値引き交渉は受け付けないらしいです。
まあ当然のことですね。


タクシーを降りたところにコーヒースタンドが有って、試飲を進められたので飲んでみたら、美味しかったあ。
香り豊かなコクの深いコーヒーでした。


持ち帰り用のカップにアイスコーヒーを入れて頂き飲みながら五分埔をブラブラ。


しっかりした仕立てで生地の肌触りも良かったのでTシャツ2枚を100元(370円くらい)で購入しました。(着る物には無頓着な方なので着心地が良ければ良いんです。)
ブラブラしていたら、いつの間にか日が暮れて辺りはくらくなっていました。


夕食の予定地である饒河街観光夜市ここから徒歩で向かいます。

饒河街観光夜市

松山慈祐宮が見えて来ました。

中国と同じく、派手なイルミネーションのお寺です。

さて、ここが饒河街観光夜市の入り口なのですが、凄い人混み。。。。。。。。。。
脚も痛いし、疲れ果てて、とてもこの人混みの中に入って行く気にはなれませんでした。
MRT松山新店線で中山駅下車、タクシーでHotelに戻り、一休みしてから近くで何か食べようとベッドにゴロリとしたら、朝まで爆睡してしまって、夕食を食べ損ねました。(泣)

3日目は駆け足で台北観光をした1日でした。
次回は「台湾旅行記 4日目」をアップします。

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